高速道路の旅も「GoToトラベル」使えます
新型コロナウイルスの影響を受け、観光庁が2020年7月22日(水)から国内旅行の需要喚起を目的に実施している「GoToトラベルキャンペーン」。ホテル、旅館の宿泊料金や、飛行機、新幹線と宿泊を組み合わせた旅行商品などが実質的に50%割引き(半額)になるという、とてもお得なキャンペーンです。
家族や友だちと高速道路を使ったドライブ旅行に出かけ、ホテルや旅館も個人で手配するといった高速道路ドライブ旅行も「GoToトラベル」適用でお得にすることができます。

今回、実際に高速道路のドライブ旅行で「GoToトラベル」を使ってみました。その方法や割引きの使い方、注意ポイントなどをお伝えします!
高速道路で「GoToトラベル」を適用させる条件
普通に高速道路を使ってETCや現金などで支払った場合、「GoToトラベル」の割引きは、その高速道路料金に適用されません。
高速道路で「GoToトラベル」を適用させるには、次のような条件があります。
- 直販予約特化型ホームページ「ステイナビ(STAYNAVI)」を使う。
- 「ステイナビ」で「GoTo高速道路周遊パス対象」と表示されている宿を使う。
- その宿の公式ホームページから「GoToトラベル」対象の宿泊プランを予約する。
- ETCで「高速道路周遊パス」を利用する。

「GoToトラベル」で割引きになる高速道路の料金
高速道路を普通に利用した料金は、「GoToトラベル」で安くなりません。割引きが適用されるのは、NEXCO各社が用意している「高速道路周遊パス」だけです(例外あり)。

「高速道路周遊パス」は、一定のエリアで高速道路が乗り放題になるもので、ETCで利用。次のような「高速道路周遊パス」が用意されています。この料金から「GoToトラベル」で実質50%割引きです(挙げたのは一例で、宿泊なしの日帰りプランを用意するNEXCOもあり)。
NEXCO東日本(全7プラン)
- 東北周遊パス(3〜4日間):8100〜11500円
- 群馬・長野・新潟周遊パス(2〜3日間):8800〜12000円
- 千葉・茨城周遊パス(2日間):4000〜5000円
NEXCO中日本(全7プラン)
- 東京・山梨・南信州周遊コース(2日間):7400〜9200円
- 愛知・三重周遊コース(2日間):7400〜9200円
- 北陸・飛騨周遊コース(2日間):7400〜9200円
NEXCO西日本(全13プラン)
- 滋賀・京都・若狭乗り放題プラン(2日間):5000〜6300円
- 四国乗り放題プラン(2~3日間):5000〜6900円
- 九州乗り放題プラン(3〜4日間):6300〜8900円
実際に高速道路「GoToトラベル」申し込んでみた
今回、私たち一家はNEXCO東日本の「GoTo栃木・茨城周遊パス」を使用。その料金は6000円で、「ステイナビ」を見て予約した1泊の宿泊代金は26400円、合計だと32400円です。

それが「GoToトラベル」の適用で、実際の支払金額は21060円、発行される「地域共通クーポン」は5000円分と、実質50.4%割引きの16060円になりました!
高速道路「GoToトラベル」まずは「ステイナビ」
どの「高速道路周遊パス」を使うか決めたら、まず「ステイナビ」の「宿泊」をクリックした先にある「高速道路周遊パス割引対応施設を探す」から、「エリア」を選択。「GoToトラベル対象」「GoTo高速道路周遊パス対象」にチェックを入れて、「高速道路周遊パス」と一緒に使う宿泊施設を探します。

予約は宿泊先の公式ホームページから
「ステイナビ」で「GoToトラベル対象」「GoTo高速道路周遊パス対象」で探したなかから、予約したい宿泊施設の公式ホームページへ移動。そこで「GoToトラベル」対象の宿泊プランを選び、予約します。
「ステイナビ」で予約者情報を入力
「ステイナビ」に会員登録し(無料)、予約した宿泊施設から送られてきたメール内容を元に、情報を「ステイナビ」に入力。すると「GoToトラベルクーポン券」が発行されます。

NEXCOで「高速道路周遊パス」を申し込む
使いたい「高速道路周遊パス」を用意しているNEXCOのホームページで、「ステイナビ」から届いたメールに書かれていたクーポン番号や、使用するETCカードの番号などを入力し、それ申し込みます。

これで「GoToトラベル高速道路」準備完了です! 実際の支払額や、使用できる「地域共通クーポン」の額もメールで通知されます。
高速道路で「GoToトラベル」注意点
次の場合は「高速道路周遊パス」の申込みができない(高速道路で「GoToトラベル」の適用ができない)ので、注意が必要です。
- 宿泊と「高速道路周遊パス」の料金を足した額が、1人1泊あたり40000円(割引き前の額)を超える場合。
- 予約した宿泊施設の所在都道府県が、申し込んだNEXCOの事業エリアから大きく外れている場合。
- 宿泊期間と、申し込んだ「高速道路周遊パス」の利用期間が重なっていない場合。
- 予約した宿泊施設、またNEXCOに付与された「GoToトラベル」事業にかかる給付枠が上限に達している場合。
以上は高速道路を使ったドライブ旅行を「GoToトラベルキャンペーン」を使うための基本的な方法。だいたいこんな感じで、簡単にできます。ただ例外などもあるので、「高速道路周遊パス」や「ステイナビ」ホームページにある注意書きもあわせてご確認ください。

また実際に宿泊する際、「クーポン発行確認メール」を印刷して持っていくなど、宿泊施設に「高速道路を使った」ことの証明になる書類の提出が必要です。「地域共通クーポン」は、宿泊施設でもらえます。
高速道路で「GoToトラベル」使ってみた
「GoTo栃木・茨城周遊パス」を登録したETCカードを車載器に挿入し、その旅へ出発進行! 都内からまず首都高に乗って三郷JCT、常磐道経由で、茨城県方面に向かいました。

その途中、常磐道の友部サービスエリアに寄ります。「高速道路を使ったことの証明」をゲットするためです。
出発前に、「ステイナビ」の「宿泊 – 発行済みクーポンの確認」から今回のクーポン情報を印刷しておき、その紙に、友部サービスエリアの「ハイウェイスタンプ」を押します。

そして、宿泊する栃木県内のホテルに到着。スタンプを押した紙をチェックイン時にフロントへ提出すると、宿泊料金も「GoTo栃木・茨城周遊パス」の料金も「GoToトラベル」の対象になって、予定通りあわせて5000円分の「地域共通クーポン」をもらうことができました!